ブレーキパッド交換の時に、ローター研磨を一緒にやった方がいい理由

神石高原町のT様のお車の点検とオイル交換作業です。

点検の結果ブレーキパットの磨耗が進んでいるのが分かりました。

これからブレーキパットを交換します。

下の写真は磨耗したブレーキパットです。

残量は2ミリ。このまま気付かず乗り続けると摩擦材のところが無くなって、金属部分が露出します。そうなるとブレーキは効きません。危険です。

点検させて頂いて良かったです😊

ブレーキといえば安全の要ですね。

このブレーキパットでローターと言う金属の円盤を挟み込んで車輪にブレーキをかけます。  物理っぽく言うと、車の運動エネルギーが熱エネルギーに変換されるんですね。

 

こっちが取り外したブレーキローターです。

光っているところが今までパットが当たっていたところです。

写真では分かりにくいのですが表面は波打っています。その上見ての通り錆でガビガビです。

神石高原町の車は冬季には融雪剤が撒かれた中を走るのでサビが酷いのです。

写真はまだ症状が軽い部類です。びっくりするくらい錆びているのもあるのでまた今度アップしますね😅

 

で、こっちが新品のブレーキパット。厚みは約10ミリ。

当然ですが荒れたローターに新しいパットを押し付けるとぴたりと密着しません。

凸凹な面に平らなものがフィットするわけがありませんよね。

密着しないと、当然効きが悪くなります。ブレーキを踏んでも「ぐにゃー」とした感じだったり、効きにキレがありません。また、ブレーキ泣きなどの原因にもなります。

そこで、サビや摩耗で凸凹になったローターを専用の機械で削ってから、新品のパットを取り付けます。

 

ローター研磨機という機械で加工します。

 

「磨く」機械ではなく「削る」機械なのに何故かローター研磨機と呼びます。

正確には「ローター切削機」なんですが、、、

何でなんですかねー?😅

 

さて、小難しい理屈は置いといて、、、

研磨の様子動画です。(ご注意:音が出ます

研磨が出来たローターがこれです。表面は新品同様です。

実は研磨にはメリットがもうひとつあります。使用したローターは既に熱による歪が発生しています。その状態のものを研磨するので、もうそれ以上歪まないというわけです。

新品のローター交換より価格が安いので、一回目のブレーキパット交換の時は迷わず研磨しましょう!

 

ここに新しいパットが取付きます。

パット君も嬉しそう〜😁🤗

ブレーキパットは車検の時に交換することが多いのですが、やはりローター研磨と共に実施します。山間部である神石高原町には神石高原町の車検や整備があるのです。

 

あ、それからタイヤも摩耗が進んでいましたので新しい物に交換して下さいました。

ブリヂストンのレグノというタイヤです。

車メーカーの新車テストにも使用される高性能タイヤです。

 

 

車の◯※◎な事 どこに頼んだらいいの?

神石高原町 ブレーキパット交換

この記事を書いた人

山本 宰士

山本 宰士

山本自動車工業株式会社 代表取締役

広島県神石高原町のくるま屋です。