今日は楽人の会年間行事の一つ、会員の相互訪問の日です。楽人の会と言うのは、端的に言うと町内の名人達人の有機的なネットワークの為の会です。
今回で2回目となる相互訪問
午前
中ちゃん農園 細川中一さん
草木ナマズ養殖部会 石田至正さん
午後
藤井農園 藤井晶子さん
陶ときやす 藤田 毅さん の予定で訪問します。
雨模様の中、nina神石高原に集合しました。会員数も増えて全員参加では無いにも関わらず、13名が集合しました。
ナオライの三宅さんの活動拠点のひとつ、大崎下島から梶岡さんも飛び入り参加。こんなところに特に上部組織を持たない、楽人の会ならではの「緩さ」が光ります。いい感じです。
余談ですが定例会の度に新入会員が増えています。次回の定例会でも2名、入会希望者のオブザーブがあります。初めは気軽だった事務局長も、やや責任を感じる今日この頃です。
先ずは中ちゃん農園へ
近田から国道182号を北上して中ちゃん農園に向かいます。
東城川沿いに左折。
川沿いの趣のある入り口です。水量豊富な川が羨ましい。
到着。
椎茸栽培の原木を仮伏せしてあります。これは菌を打ち込んだ後、原木全体に菌がまわり易くする為の工程です。
菌がまわると断面に白く現れますが、まだの様です。菌が全体にまわると、場所を移動して井桁に組むそうです。
暫し井桁に組んだ次は、鉄製コンテナに詰めて、水槽に浸けます。この時の振動が刺激になって成育が促進されるそうです。
細川さん自作の水槽です。
数日水に浸した後、ハウスに移して行う、本伏せの工程を解説中です。
先程羨ましいと書いたのですが、実は昨年の豪雨でハウスに10センチくらい浸水したそうです。対岸の畑では1000本(1万だったけ)の生姜が全て流亡しました。本当に大変だった様です。
椎茸栽培にはオマケがありました。使用済みの原木に大量のカブトムシが発生するのだそうです。カブトムシの幼虫に食べられた原木はその形を留めていません。代わりにカブトムシのフンが堆肥の様になっています。
対岸の生姜畑です。水害後、農園の復活を果たす為クラウドファンディングにトライ。見事に目標額を集め再起に漕ぎ着けられた様です。
今日の解説では、生姜を流された苦労話しなど殆どされません。前しか見ておられない印象を受けました。正に楽人、楽しむ人です。
バシャバシャと一時も休む事なく音を立てる水。目にも豊かな光景に心が洗われます。
私はナスが大好きです。
ギャラリー
およそ1時間の工程でした。この後はナマズ養殖を見学に行きました。あまりに長くなるので次の記事で書きます。