車のバックドアのオープナーが故障 原因はドア開閉部のコードの断線 2019年3月

お客様からバックゲートの開閉スイッチが効かなくなったと修理依頼を頂きました。

原因はバックゲートとルーフの間のコードの断線です。


バックドアを開けると右上のヒンジの近くにゴムのジャバラが見えます。配線コードはこの中に有ります。

ピッタリの写真じゃ無いですが、バックドア(バックゲートも同意語)と言うのは、親指の後ろの跳ね上げ式のドアの事です。念の為^_^

年数が経つとビニールで出来ているコードの被覆は硬化してパキパキになり、芯の電線部分は数え切れない開閉で金属疲労を起こして切れてしまいます。

今回の事例では写真の配線の束の内4本が切れていました。

ポッキリ折れています
一本づつ丁寧に半田付けしていきます。
配線を繋ぐ修理にはリード線を足してやらないといけませんでした。簡単に言いますが、これすらも繊細で決して簡単な作業では有りません。彼の仕事ぶりにはいつも頭が下がります。

半田付けで修理するのですが、長さが足りないのでリード線を10ミリずつ付け足した後、ショートしないよう絶縁チューブを被せて完了です。

手前味噌ですが、丁寧な良い仕事をしてくれています。

硬くなったビニール製のリード線が、何度も何度も開閉を繰り返しすうちに、ポキっと折れてしまうんですね。

似たような場所で、リヤガラスのウインドウオッシャーのホースが折れる事も有ります。

10年以上経つと珍しくない故障です。

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この記事を書いた人

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山本 宰士

山本自動車工業株式会社 代表取締役

広島県神石高原町のくるま屋です。