お客様からバックゲートの開閉スイッチが効かなくなったと修理依頼を頂きました。
原因はバックゲートとルーフの間のコードの断線です。
バックドアを開けると右上のヒンジの近くにゴムのジャバラが見えます。配線コードはこの中に有ります。
年数が経つとビニールで出来ているコードの被覆は硬化してパキパキになり、芯の電線部分は数え切れない開閉で金属疲労を起こして切れてしまいます。
今回の事例では写真の配線の束の内4本が切れていました。
半田付けで修理するのですが、長さが足りないのでリード線を10ミリずつ付け足した後、ショートしないよう絶縁チューブを被せて完了です。
硬くなったビニール製のリード線が、何度も何度も開閉を繰り返しすうちに、ポキっと折れてしまうんですね。
似たような場所で、リヤガラスのウインドウオッシャーのホースが折れる事も有ります。
10年以上経つと珍しくない故障です。
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