走行中に突然ギアチェンジが出来なくなったとご連絡を頂きました。
お車は軽四バンで、走行距離は21万5千キロです。
新車からまだ3年半程ですので走行距離は多い部類です。
通常クラッチのトラブルと言うと、大かたはいわゆるクラッチの滑りなのですが、今回は突然の故障だったのでクラッチ滑りではないと予想していました。
お車をお預かりして早速リフトアップ。
先ずミッションを下ろします。
エンジンに取り付いているクラッチカバーが見えます。
クラッチを取り外し分解してみした。
原因は予想通りでした。
ギアチェンジした時の変速ショックを和らげるため、ディスクにはスプリングが使われています。
エンジンの動力が直接ドンッと伝わると乗り心地も悪いし、機械にも負担がかかるのでこのスプリングでショックを吸収しているのです。
写真の様に、今回はこのスプリングが取りついている部分の破損でした。
スプリングがはまっている箇所が割れています。
交換する部品はクラッチの滑りの時と同じです。
このお車は6年リースですので、リース満了の頃には30万キロ くらいになります。
それでも弊社のフルメテナンスリースは、事故なやパンクなど外力が加わった破損を除けば、どんな修理も都度の費用は頂きません。