今日の投稿は自動車の整備や修理では有りません。
神石高原町であった事故の救助作業です。
「坂道で車が落ちかけとる! すぐ助けてくれ!」
とご依頼を頂きました。
写真の様に不思議な所に軽トラックが停まっています。
およそ想像はつくと思いますが、簡単に言うとサイドブレーキレバーを引き忘れた結果です。
車を離れた間の出来事です。
この坂道には、脱輪しないように縁にブロックが積んで有ります。
それでも残念ながら、この縁が1箇所切れているところがありまして、、、
そこの所を 「ちょーーーーーど ぴったし通過」してこの様なことになったのです。
車が縁をまたいで止まっています。
車のお腹の部分を「ガリガリガリーッ」と激しく擦りながら下って、カーブの所で止まったんですね。
最後は建物の屋根に当たっています。
現場を確認後、クレーン車で出動しました。
これから吊り上げます。
建物にダメージを与えない様、真上からやや斜めに、建物から離す方向に引っ張るように車を吊り上げます。
クレーンの先にぶら下がっている天秤とスリングを使います。
もちろん車を傷めないのも信念なので、ボディーにはスリングを掛けず、自社開発の特殊な器具を使ってタイヤを直接吊ります。(スリング:天秤の両端にぶら下がっている帯状の吊り具)
何度やっても慣れることはなく、緊張感いっぱいの作業です。
通常この形のクレーンは前側で吊る事はありません。アウトリガーという突っ張りの脚が効かないからです。今回は現場に横付けが出来ない上に、バックではクレーンが届かない事からやむなく前で吊りました。勿論車が軽いからでもあります。
今回の事故では1つの保険で3つの保険金を請求することが出来ました。
1)レッカー救助作業
2)車両損害の保険
3)壊れた坂道の修理(今回は他所のお宅なので対物賠償で請求出来ます。自宅は無理)
普段のカーライフでは滅多にお世話になる事のないのが保険です。
それでもやっぱり、もしもの時頼れるのが保険なんです。
保険は貴方を護ります。
弊社には保険募集の資格者が4名、専門教育を受けた事故応対のプロも2名在籍しています。
お客様の安全はもちろん、財産を護るのも私達の使命です。
神石高原町で車の事故相談もお任せください