バインダーで菜の花が刈れるのか試してみた  2019年6月

油菜がバインダーで刈れるか試してみました。先日の定休日の事です。

油菜と言うのは一般的に言う菜の花の事。写真は5月上旬です。

DNAの記憶

10日ほど前にベトナム女性に手伝って貰って、菜の花をこなした(脱粒した)記事を書きました。

元々その日は、あの畑の作業をする筈では無く、予定していた畑の実りが未熟過ぎ、急遽変更した場所でした。

最初に予定していた休耕田の菜花は茎も太く大きく育ち、あれから10日ほどで、鞘もパンパンに膨らんでいました。

そろそろ梅雨に入るし、もうひょっとして収穫は無理かなと思いながらも「勿体無いな、どんだけ種が取れるんだろう」とか、「油だったらどれくらい取れるんだろう」。出来れば収穫したい想いがありました。

菜の花のタネも油も、お金に換算したらたかが知れている筈です。それなのに実りの収穫と言うのは、言いようの無い喜びが有るものです。

この喜びは、ヒトのDNAに刻み込まれたものだと思っています。

バインダーを試してみたい。

私には試して見たい事が有りました。バインダーと言う、稲を刈るための機械で、菜の花が刈れるのかと言う事です。

収穫するなら、出来ればバインダーで刈って束ねていた方が後の作業効率が良いからです。

ところがこの日は、朝から採蜜、草寄せ、草刈りと動きっ放しに動いてクタクタでした。

「もう無理。今日はもうせん(しないの意)」とばかりに夕方5時頃からはリビングで寛いでいました。

ところが、突如私はガバッと跳ね起きます。

「おお、忘れとった、明後日から出張じゃ。散髪に行かにゃあいけんかった。」と菜の花ならぬ、ボサボサの頭を急遽刈る事に。

散髪から帰った頃には身体が休まり、先ほどとは打って変わって楽になりました。

「よし。バインダーで刈ってみよう。」

日は長いし、30分もあれば試せる筈と早速準備して出掛けました。

さてどうなるか。いざ。

なんだ、普通に刈れるじゃないですか。

軸が太く硬くしっかりしてるのも良かったです。

あまりに大きく茂っているものは、詰まってトラブルが出ることもありましたが、「ガチャンガチャン」と音が大きくなったら分かるので、対処は可能です。

ざっと30分でこれくらい刈れました。

手作業でこなすのは大変すぎると言うことが、先日の作業で分かったので、ここからどうするか。

また新しい悩みが生まれました。

機械も好きなので、もう出番が無いと思っていたバインダーが活躍したのが嬉しいです。

いつものくるま屋神石高原町 山本自動車工業

この記事を書いた人

山本 宰士

山本 宰士

山本自動車工業株式会社 代表取締役

広島県神石高原町のくるま屋です。