卵を孵すのは思ったより大変そうです。
温度、湿度、転卵。
孵化させるには温度管理、湿度管理、転卵とやる事がいろいろ有ります。
転卵と言うのは卵を回転させる事で、1日に数回行わなければなりません。
考えてたより大変そうな事が分かるに連れ、卵を保護しなければ良かったのかも、と言う思いもよぎるのですが、遡って考えてもそれはありえません。
でもこのままだとエネルギーを使い過ぎて、こっちがまいってしまう。
妻とも相談して孵卵器を購入する事にしました。
孵化器到着。
ちょっと張り込んで転卵機能のあるモノにしました。
Rcom10の「10」は大きめの卵が10個置けると言う事だと思います。
キジの卵は12個あるので、何とか全部置けそうです。
検卵してみる。
孵化器には検卵装置も装備されています。強い光を当てて透過させ、反対から卵の中を観察するのです。
検卵は卵の発育状態を判断する為に行います。
キジの卵は産卵から孵化まで24日かかります。検卵する事で大体何日目かが分かるのです。
参考画像。
検卵は強い光を当てて透かしてみる事で卵の中を観察するのです。
すみません、画像元には未確認のまま、お借りしてトリミングさせて頂きました。
4日目
14日目
24日目
画像の様に、孵化間近になると気室を除いては透けません。心配したFBの友達がメッセンジャーで教えてくれました。
注:画像はキジでは有りません。
検卵してみて分かった事。
孵卵器に移す時に早速検卵してみると、何も透けて見えない。初めはやり方が悪くて透けないのだと思ったのですが、気室の所だけ透けている事に気付き、既に孵化間近の状態なのだと知りました。
私達は大きな勘違いをしていました。
産卵から孵化までの日数が24日なので、保護した時から孵化まで24日かかると思い込んでいたのです。
割れていた卵は入れなかった。
保護した12個のうち1個は少し割れていました。孵卵器に移す時になって、割れてるのはきっともう生きてないので、入れない方が良いだろうと言う事になりました。
腐敗するといけないからです。
こうして11個の卵を孵卵器で返す事になりました。
割れていた卵も生きていたのかも。
念の為割れていた卵も、中でヒナの形になってるのかもと、少し殻を剥いて確かめました。
思った通りです。可哀想だけど仕方ない。後から思ったのですが、この卵も諦めなければ孵ってたかも知れません。そうだとしたら、惜しくて可哀想な事をしてやりました。
「キジモード」から「手動モード」へ。
産みたての卵を孵化させる場合は、鳥種別にセットしておくと、転卵も含めて全ての管理をしてくれます。
今回のは日にちが経っているので手動モードです。
多分孵化まで3日位と予想して、温度37.5度、湿度65%、転卵OFFで3日間にセットしました。
湿度がなかなか上がらないのでタオルで包みました。
転卵は孵化間近になると不要なので、転卵機能は無駄だった事になるのですが、そこは置いときます。
卵がやっと動きだす。
3日経っても何の変化も有りません。
親鳥が死んで卵が冷えてもうダメになったのかも知れない。ホントに生きてるのかと心配します。
ここから同様の操作を繰り返す事3回。
毎日朝晩卵を観察します。
妻などは毎晩2時間くらい孵卵器の前に座り、卵が動くのをどうにかして確かめようとしているのです。
初めて動いた時にはそれはもう大騒ぎです。
次第に動く卵の数は増えてきました。
動く度に「あの卵が動いた」「この卵が動いた」と教えてくれます。
初めの卵に少しヒビが入りました。保護して10日目でやっと最初のヒナが生まれそうです。