図らずもキジの卵を孵す事になりました。
母鳥を死なせてしまったから。
何故キジの卵を孵す事になったのかと言うと、卵を抱いている母鳥を誤って死なせてしまったからです。
死なせたと言っても、キジを飼っていたのでは有りません。野性のキジです。
草むらの中で卵を抱いていたのに気付かず、草刈り機で親鳥の胴体をザクッと切ってしまったのです。
やらかしたのは作業をお願いしていた方で、私では無いのですが、この日たまたま家にいて、事の直後に知りました。
ここは湿気の多い場所です。孵化には湿度も必要なのでここを選んだのでしょう。
羽根が落ちています。ここで抱いていたんですね。
草刈り機は音が大きいので危険は感じた筈なのに、抱いていた卵を護ろうとして逃げなかったのでしょう。
生き物の本能に畏敬の念を感じずにはいられません。
キジは家の周りに住み着いている。
我が家の周りには、毎年春頃から姿を見せるキジの番い(つがい:夫婦の事)がいます。
田んぼは休耕田ばかりで草むらが多く、虫などの餌も豊富なのだと思います。
全部で2〜3番いがいる様ですが、毎日見聞きするのは、家の直ぐ目の前に住み着いている番いです。
今回死なせてしまったのは、残念な事にこの番いの雌の方です。
もう少しすると子供も連れて、家族で微笑ましい姿を見せてくれる時期でした。
このキジ達は鳴き声と、可愛くもユーモラスな姿で、私達を度々癒してくれる存在でした。
死んでしまったキジの傍らに卵。
亡くなったキジさんの直ぐ側に卵がありました。
可哀想な事をしてしまいました。
抱き上げると体はグニャグニャ。
キジさんは埋葬してやります。
猫さん達のお墓の直ぐ側です。
卵は持ち帰る事に。
取り敢えず卵は持ち帰る事に。
母親に代わって孵してやらないといけない様な気がします。
そう言えばヒーターが有る。
そう言えば蜂蜜の糖度を上げるのに使っている低温ヒーターが有るのを思いだしました。ケースもそのまま使えそうです。
こうやって、
こうして、
こうしました。
湿度も必要らしいので、器に水を入れて置きます。
毛布をかけました。
夕方蓋を剥ぐって見ると「むぁっ」とするのでいい感じ。
孵化器をポチる。
温度も湿度も私が考えていたより大事らしいので、孵化器をポチりました。
1日3回、卵の向きを変えなくてはならない事も知りました。これを転卵と言います。
少し高いのですが、孵化器は自動で転卵をしてくれるモノを選びました。早ければ明日には届くと思います。
念の為温度測定。
FBなどで知り合いから色々アドバイスを頂きます。温度管理のアドバイスを複数の方から頂くので、夜遅くなって念の為温度を測ってみました。
いかん、32.5度しか無い。ヒーターの当て方を少し変えてやりました。孵化器が来るまで、上手く行きます様に。
独りで歩く遺されたオス。
オスのキジが歩いています。時々鳴きます。番いでいる時は鳴かないと聞いたのですが、そうだとしたらいなくなった相方を探してるのかなぁ。
キジの寿命は10年くらい。早く次の相方が見つかります様に。