顎が痛い人の症状を治す特集を、朝の情報番組で観ました。テレビの情報を書くのは抵抗がありますが、悪い癖を治す技法が使えると感じたので書きました。
口を動かす時に違和感。
番組で取り上げられていたのは40代の女性。
口を動かした時、顎の付け根に違和感を感じたのが始まり。
違和感と言うのは「ギギ」とか「ゴリゴリ」など音の様なもので、耳に近い場所でとても気になったそうです。
歯医者さんで診てもらうと、病名は顎関節症でした。
原因は顎が凝っているから。
原因は「咬筋」と「側頭筋」が肩こりの様に凝り固まっている事でした。
咬筋は「顎の筋肉」で、側頭筋は「側頭部の筋肉」です。
顎が凝るのは上下の歯がくっついているから。
「顎が肩こり」の様になるのは、いつも不要な力がかかっているためで、日常的に上下の歯がくっついている事が原因なのです。
力を入れているつもりは無くても、これが長時間続くと凝ってしまうんですね。
テレビでは肩こりならぬ「顎こり」と言っていました。
上下の歯は離れているのが正常。
歯は上下が離れた状態が正常で、くっついているのは1日のうちで20分くらいなものだそうです。
これには驚きました。
何故なら私も歯を噛んでいる事が多い様に思うからです。
脳が覚えた「悪い癖」を直すには行動療法。
「日常的に歯がくっついている」と言うのは、脳が覚えてしまった悪い癖です。
症状を改善するには、この癖を直すしかありません。
ところが歯が1日中くっついているのは無意識なのですから、「気を付ける」だけでは無理があります。
この癖を直してくれるのが行動療法なのです。
行動療法とは。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/行動療法
行動療法は心理療法のひとつです。
テレビで紹介されていたのは、その技法を応用したものです。
やる事は2つ。
この癖を直す為にする事は2つ。
・ひとつはポストイットに「歯を離してリラックス」などと書いて、家中にペタペタ貼る。
・もう一つはポストイットが目に入った時に、上下の歯を離してリラックスすることです。
リラックスのコツ。
2つ目のリラックスにはコツがあります。
一度肩を持ち上げて「ストン」と落とすのです。
この時息を吐きながら声を出して「はあっ」と言うのがコツです。
2カ月で治る。
これを続けると顎の症状は2カ月で治るのだそうです。
この技法は応用が効きます。
これって悪いクセを直す時もですが、良いクセを付けたい時も応用が効きます。
例えばポストイットに、「笑顔でにっこり」と書いてあちこち貼り付けます。
目に入った時ににっこり笑うのです。
こうすると笑顔のクセが付いて、家も会社も明るくなりますね。